レターパックは、A4サイズや4kgまでの荷物を定額で送ることができる便利な郵便サービスです。
このサービスでは、送り主と受取人の名前を記入する欄が用意されています。
ここで注目されるのは、送り主の名前に付けられる「様」の扱い方です。
自分の名前に「様」がついていると、違和感を感じることがあるかもしれません。
一般的には、送り主の名前の後の「様」を消すことが礼儀とされています。
本記事では、レターパックに記載された「様」をどのように扱い、正しく消去するか、について説明します。
さらに、他にも「御中」への変更など、覚えておくべき便利なマナーを紹介します。
これらのマナーを守ることで、受取人に良い印象を与えることができます。
ビジネス利用時のレターパックでの「様」の削除を推奨!注意すべきポイント
レターパックを使用する際、受取人と送り主の名前の後に自動で「様」が付けられます。
受取人の名前の後には「様」を付けて送るのが一般的ですが、自分の名前に「様」がついていると、不自然に感じる場合があります。
レターパックは、郵便局が提供するサービスで、送り主も受取人も顧客として扱われるため、このように印字されます。
しかし、ビジネスの場面では、送り主である自分の名前から「様」を削除することが期待されます。
この理由と、その方法についてより詳しく説明します。
レターパックの基礎知識とその種類について
レターパックとは、A4サイズの文書や4kgまでの荷物を、国内どこへでも一律料金で送れる便利な配送サービスです。
このサービスでは、「レターパックライト」と「レターパックプラス」という2種類の配送方法が提供されています。
【レターパックライト】
寸法:340mm×248mm(A4寸法)
重量:最大4kg
厚さ:最大3cm
配送方法:郵便受けに投函
料金:370円(2022年5月現在)
【レターパックプラス】
寸法:上記と同じ
重量:上記と同じ
厚さ:3cmを超える場合でも封をすることが可能
配送方法:直接手渡し(受取印または署名が必要)
料金:520円(2022年5月現在)
レターパックライトとレターパックプラスの両方で、荷物の追跡サービスが利用でき、速達と同じ速さで、土日祝日も含めて配送されます。
定められたサイズと重量を守れば、文書だけでなく衣類なども送ることが可能で、ビジネスの現場でも広く使われています。
ビジネスシーンでの適切な使用方法
ビジネスでレターパックを使う際にも、適切なマナーの遵守が重要です。
特に、宛名に印字された「様」の文字を消すことは、受取人への配慮として必要不可欠です。
このような細やかな心遣いが、相手に良い印象を与え、企業の品格や信用につながります。
日本では、このような細かい配慮が礼儀正しさと評価され、企業のイメージ向上に大きく寄与します。
そのため、ビジネスコミュニケーションにおいては、常にマナーを守ることが求められます。
個人でのレターパック使用時の「様」の削除は選択次第
個人でレターパックを使用する際、ビジネスシーンで必要とされる厳しいマナーを守る必要はありません。
それでも、「様」を削除することは、一般的なエチケットとして広く受け入れられています。
このため、そのままにしておくと、礼儀を欠いていると見なされる可能性があります。
知らなかった場合でも、一度知ったらそれに従うことが望ましいです。
特に指摘されなくても、相手に良い印象を与えるためには、この点に気を配る価値があります。
レターパック使用時の「様」削除とその他のマナー
レターパックの差出人名欄に記載された「様」を削除することは、一般的な配送エチケットとして推奨されています。
削除する際は、定規できれいな二重線を引く方法が推奨されます。
フリーハンドでの削除よりも、整った線の方が好ましいです。
また、レターパックを送る際には、以下の点にも注意が必要です。
「おところ」「おなまえ」の接頭辞「お」と「ご依頼主」の「ご」を削除
接頭辞の「お」と「ご」も同様に削除するべきです。
これらの語を削除することで、より丁寧な印象を与えることができます。
削除方法は「様」を削除する時と同じく、二重線を使います。
住所を完全に記載
個人間でのやり取りであっても、住所は省略せずに完全に記載することが望ましいです。
特にビジネスシーンでは、完全な住所の記載がマナーとされています。
依頼主欄を完全に記入
郵便局では、通常、名前と住所を完全に記入することが求められています。
記入漏れがあると、受取を拒否されることもありますし、依頼主が不明な荷物の受取には躊躇されます。
これらのマナーは、ビジネスシーンで特に重要ですが、個人利用の際にもこれらを知り、実践することでトラブルを避け、相手に対して良い印象を与えることができます。
この機会にぜひ覚えておいてください。
レターパックの正しい宛名の書き方
この部分では、レターパックを使用する際の宛名の書き方に関するマナーをご紹介します。
通常、レターパックには受取人の名前の後ろに「様」という言葉が自動で加えられます。
これは、個人宛ての場合に適した方法です。
しかし、送り先が企業や団体の場合はどうすれば良いのでしょうか?
たとえば、あなたが書類や申請書を企業へ送る必要がある場面を想像してみましょう。
その際には、「様」を「御中」に変える必要があります。
●企業や団体宛の場合
「株式会社□□」や「□□部」といった宛名の場合、「様」を削除して「御中」に変更します。
正確な位置に「御中」を記載し、元々の「様」は二重線で消します。
企業内の特定の人物宛の場合
もし、受取人が企業内の特定の人物でその名前が明確に指定されている場合は、「様」をそのまま使用します。
「御中」は企業や団体名に対して使用し、個人名には「様」を使います。
実際に、業務で受け取るレターパックの中には、「様」や「御中」の変更がなされていないものもありますが、それでマナー違反だと感じることはありません。
しかし、変更されている場合は、相手への敬意を表しており、好印象を受けます。
個人から送る場合でも、マナーを守ることは大切で、適切な対応は相手にポジティブな印象を与えることにつながります。
「御中」と「様」の使い分けを正しく理解し、さまざまな場面で活用することが重要です。
まとめ
レターパックは、個人だけでなくビジネスシーンでも広く利用されている便利な郵送サービスです。
一般的に、個人宛てには「様」が添えられ、ビジネス利用の際にはこの表記を削除することが一般的です。
個人利用時もマナーを守ることで、受取人に良い印象を与えることができます。
法人や団体宛ての場合は「御中」を使い、企業内の特定の個人宛てには「様」を維持します。
ビジネスでの利用では特にこれらのマナーが求められますが、個人での利用時にもこれらのルールを適切に適用することが望ましいです。